★ HAVE FUN!! in New York ★

HAVE FUN!! in New York
YellowCabGrand Central Terminal
TeddyBear

朝夕は通勤ラッシュの人々で混み合い、昼間は観光客や地元の買い物客でにぎわうグランドセントラル駅は、ミッドタウンの中心にある交通拠点です。東京で例えると、庶民的な環境と長距離電車も発着するペン・ステーションが上野駅で、近郊への電車のみでオフィス街に近いグランドセントラルはさしづめ東京駅といったところでしょうか?大々的な改装工事がほぼ終わり、駅としての機能だけではなく、お店も増えて便利なターミナルに生まれ変わったグランドセントラル駅をご紹介してみます。

GrandCentralTerminal交通の要所であることもさることながら、その建物の美しさはただの駅とは思えないGrand Center Terminal(グランドセントラル駅)。1日約50万人もの人々が利用するというこの場所は、観光で訪れても、住んでいても、誰もが何度かは通ったことがあるに違いありません。この荘厳な建物は、すぐ近くにあるNew York Public Libraryと同じ建築様式で造られており、広い空間を柱で区切るのが特徴であるフランス風のボザール様式の傑作のひとつといわれています。確かにどちらもパリを思わせる古典的な雰囲気で、Manhattanのど真ん中、交通渋滞も激しいこの場所に、こんなに大きくて異質な建築物があるのが不思議な感じすらしますよね。
もともとは、19世紀後半、当時の大富豪Commodore Vanderbiltが興した鉄道会社New York Central and Hudson River Railroadの停泊場として造られたものを、1903年から10年間かけて建て直したもの。GrandCentralEagleVanderbiltの名前は、駅のすぐ西の通りと構内のホールに残っており、また、駅の名称もこの鉄道会社の名前からとったもので、決して「New Yorkの中心にある駅」という意味ではないそうです。
その後、1960年代には、取り壊してオフィスビルを建てるという危機にも瀕しながら、Jacquelyn Kennedy Onnasisら著名人の活動により難をのがれ、現在に至っています。
内装もここ数年かけて行われた大々的な改装工事が99年にほぼ完了、ずいぶん豪華、かつ明るく生まれ変わりました。この大改装で復活したのが、最初の停泊場の名残である大きなワシの像。長い間個人が所有していましたが、少し前に寄付され、今回の大改装の際、Lexington Avenueからの入口のてっぺんに無事落ち着きました。

Mapさて、グランドセントラル駅のロケーションをちょっと詳しく説明すると、東はLexington Avenue、西は短いVanderbilt Avenue、南は42nd Streetに囲まれています。それぞれからの入口があり、北はメットライフ・ビル(旧パンナム・ビル)と接していて、メットライフ経由の入口は45th Streetになります。ちょうど駅の中央を通る形になっているPark Avenueはここでは地上からは消えていて、メットライフ・ビルと駅舎の周囲を通り、42nd Streetを過ぎたところからまた地上に現れて来ます。右上の写真で高架になっている道路がそうです。
また、駅のあるあたりが少し低くなっており、メットライフビルから入ったときは地上なのに、駅構内に入るときにはエスカレーターを下りるし、中央のGrand ConcourseからWest Balconyの階段を上がって行くとVanderbilt Avenueでは地上なのがちょっとトリッキー(?)なところです。
お店などがあるのは、主に1階と地下。路面の42nd Street側にも、Banana Republicや、Kenneth Coleなどのショップがありますが、その辺はすぐわかると思いますので、今回は駅構内をメインにご紹介します。

地図の横の下線部をクリックするとそれぞれの説明が表示されます。尚、地図はおおまかなイメージですので、実際の距離、位置と多少異なる場合があります。お店の電話番号、営業時間など詳細は、Grand Central TerminalのHPでご確認ください。
1F
BShopping Area(West Side)
CNew York Transit Museum
DGrand Concourse
EVanderbilt Hall
FWest North Passage
@Grand Central Market
AShopping Area(East Side)

BF
GDining Concourse
HOyster Bar & Restaurant
ILost & Found
(一時荷物預かり所)

最後に、駅の本分、交通拠点としての各交通機関に関する情報を少々付け加えておきます。尚、地下鉄、バス、郊外に行くMetro-Northなど、New Yorkの交通機関全般については、MTA(Metropolitan Transportation Authority)のHPでご覧ください。

Yellow Cab
42nd Streetのところには、標識のある乗り場がありますが、いつも混んでいます。急いでいるときは、すぐつかまるLexington Avenue側がおすすめ。特に乗り場と明記していないのですが、タクシーが待機していることが多いです。天気が悪いときは、屋根があるVanderbilt Avenue側がよいかもしれません。West Balconyの出口を出てすぐのところです。
Bus Service
普通のバスは42nd Streetを東西に、Lexington Avenueを南に、Madison Avenueを北に通っていますが、他の特別なバスも停車します。
NY Waterway(ハドソン川からのTwilight Cruiseがある)のバスは、42nd Streetの駅側に停まります。白地にの目立つバスなので、わかりやすいと思います。
空港行きのバスNew York Airport Serviceのターミナルがグランドセントラル駅を出て、42nd StreetをわたったPark Avenueの高架下のようなところにあります。(右の地図参照) JFK、LaGuardia行きがここから出ていますので、乗り込むときに必ず行き先を確認してくださいね。どちらの空港へも、おおむね30分に1本出ていますが、念のため、事務所の中にある時刻表を事前に入手しておいた方が無難。チケットも乗る直前にこの事務所で買えばOK。値段は片道で、JFKまで13ドル、LaGuardia10ドル。
また、州が違うのでタクシーなどは不便な、お隣のNew Jersey州にあるNewark空港行きのOlympia Airport Expressのバスは、1本南の41st Streetから出ています。朝5時〜夜11時までで、概ね20〜30分おき。料金は10ドル。スケジュールはこちらでチェックできますが、できれば現地で確認しておいた方が確実です。
Subway
Lexington Line(番線)とTimes SquareからQueensに行く番線が通っています。Lexington Lineは、Manhattanの一番東側を南北に走っている地下鉄で、北はBronx、南はBrooklynまで伸びています。番線が各駅停車、番はManhattan内のみ快速になります。大リーグNew York Yankeesの球場に行くときは、番線を利用します。番は、New York Metsの本拠地Shea Stadiumや、全米オープンテニスが行われるFlushing Medows Parkに行くときに利用する路線。ただし、Times Squareまでは、シャトル()があり、こっちの方が本数も多いし、ずっと早くて便利です。シャトルの乗り場はちょっと離れていますが、の標識に従って進んでください。
また、今はトークンではなくて、プリペイドカードMetro Cardの利用が主流。カードは自動販売機で買うことができ、バス、地下鉄とも使えます。乗車料金は1回1.5ドルですが、15ドル以上のメトロカードを買うと1割分金額が割増されます。(15ドルのカードは16.5ドル分) また、2時間以内の乗り継ぎ(バスも含めて)は、1回のみトランスファーとして無料になりますが、Metro Cardだと、そのまま使えば「X-fer 1 OK」と表示され、料金が引かれません。一定期間使い放題のカードなどもありますので、滞在期間や使用頻度に応じて買い分けてくださいね。Metro Cardの種類など詳細については、こちらでご覧になれます。

c 1997 kyoko_isaka@msn.comよかったら、このページのご意見等をお寄せ下さい。

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